カテゴリー「スポーツ」の11件の記事

2010/02/26

浅田真央選手の将来に期待

Maoもちろん浅田真央さんとキム・ヨナさんの演技はメダルに相応しかったのだけど、一番感動したのは鈴木明子さんだったし、一番上手だなあと思ったのは長洲未来さんでした。

浅田さんと仲良しの長洲さんはSPで鼻血を出しながらの演技だったわけで、まだ10代中盤なわけですから、4年後には相当な強敵になっているのではないでしょうか。

鈴木さんの自由な感じは是非エキシビジョンでも見たかったので残念ですが、エキシビジョンと言えば浅田さんは扇子を手に舞うらしいので、どんな上品なものになるか大期待です。

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で、タラソワコーチ。

なんと男子金メダルのエヴァン・ライサチェクさんの振り付けもしたわけですが、方や4回転に挑戦しないことを批判されている人へ、方や3回転半挑戦の人へと、タラソワコーチの振り付け、かなり懐が深い。

いろいろと批判されているタラソワコーチですが、いかにもロシアっぽい芸術性重視の浅田さんのプログラムはきっと彼女の資産になるはずです。

昔、アイスダンスでロシア人が出てきたら「これはかなわない…」と唖然としたその存在感の片鱗は、確実に浅田さんの身になっているように思います。

何はともあれ、荒川静香さんとか安藤美姫さんとか、それから外国の選手も含めてタラソワコーチの元を離れていった選手が多い中、「極めるまではこのままいく」という浅田さんの発言は筋が通っていて素晴らしい。

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だいぶ前にスルツカヤさんに関して書いたことがあったけれども(コチラのエントリー)、彼女の真骨頂だった、ロシア流の「場の空気を自分色に染める力」は確実に浅田さんにもあって、それはキム・ヨナさんを上回っていたのではないでしょうか。

4年前のトリノ五輪で、転倒して金を逃したスルツカヤさんの演技に荒川静香さんの演技と同じくらい感動できた人には、そのあたりの事もわかるはず。

そういうものを持ったまま、スルツカヤさん同様、歳と共に演技にチャーミングさを加えていくという逆転の発想を持ちたいものです。10代でラフマニノフに挑戦して、20代、30代とだんだん若返っていく感じになれば面白いと思います。

これがただ単に「軽い演技」になっていくのではなくて、しっかりした主張に裏付けされたものにするためにも、19歳でロシアのコーチに芸術性を習ったというのは本当に大きい。

演技はどんどん若々しくなっていって、年齢から来る風格はどんどん大きくなっていく。そしてどこかの年齢でそれが絶妙にクロスしてシンクロしたら、何かとてつもない浅田真央さんを見ることがいつの日か出来るような気がしてなりません。

そういう事を考えていたら、早熟だと思っていた浅田さんは実は超晩成型なのではないか、とも思えてきます。

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2009/10/03

2016年東京オリンピック残念!!

2008年8月29日に左フレーム中央に「オリンピック応援バナー」を出して以来、たくさんのクリックありがとうございました。

クリック数はしっかりと東京オリンピック支援者数にカウントされていたはずです。

Banner_02

しばらくしたら左フレームの応援バナーは撤去いたします。

今現在、最終投票の結果発表前ですのでどこになるかはわかりませんが、東京とマドリードの差はたぶん国民の支持率の差です。

マドリードはなんと国民の85%が支持し、全会場の70%がすでに工事着工という、まさに民意だったのです。

対して東京は、投票の前々日あたりからようやくマスコミが取り上げ始めたような状況で、去年などはニュースで「オリンピック反対」の市民のインタビューを大量に流すなど、少々問題もあったと思いました。

というわけで、これはこれとして『次行ってみよ~!!』の精神で、次回はもう一桁増!!応援者数1千万人超え目指してまた頑張りましょう!!

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2008/10/26

日本シリーズも巨人が貰います

Dsc00502_かなり昔のこと、部屋の一等地に、引退試合や天覧試合の実況が納められた長嶋茂雄さんのLPジャケットを貼り付けていた事があります。

物心ついた頃からの巨人ファンで、生まれた土地ではNHK総合・教育と民放のUHF1局の3つしかチャンネルが映らなくて、しかもそのUHFが日テレ系ではなくてTBS系だったものですから、毎晩のように父とラジオを囲んで寝転がって巨人戦の中継を聞いたものです。

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今年は久々にリーグ1位どうしの日本シリーズ。前回の巨人×西武は2002年の事で、この年は初戦に巨人清原が西武松坂から2ランホームランを打って、上原が12奪三振の完投という、巨人の4連勝が記憶に残ったシリーズでした。

また、この試合は関東で視聴率30%を稼ぎましたが、以降、関東において日本シリーズでは30%超えはありません。

さて、西鉄時代を含めると巨人3勝・西武6勝と、西武の分がいいシリーズですが、今年はどうでしょう。

交流戦は3勝1敗とした西武が圧倒していた印象ですが、その時に巨人キラーとして大活躍したブラゼルが現在絶不調、G.G.佐藤が骨膜炎で離脱ということで、少し巨人に分がある気がします。

チーム全員がラッキーボーイ化している巨人が4勝1敗で優勝!と予想しますが、さて当たりますでしょうか。

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それにしてもクルーン。巨人というチームはなぜこうも抑え投手に苦労するのかと思ったら、調べてみたら最多セーブ投手は1993年石毛博史(30セーブ)以来。

石毛さんと言えば石毛・橋本・西山のいわゆる勝利の方程式3本柱が出るたびに四球から逆転される、いわゆる「石毛劇場」を思い出しますが、こういうのも長いプロ野球視聴歴の中では一つの思い出です。

そのクルーンですが、61試合に出て、1勝4敗41セーブ・防御率2.21は、よく考えてみたら素晴らしい成績です。

ただ面白いのは、四球27・被安打34、つまり合計61のランナーを出していて、61試合登板で61ランナーという偶然にしては珍しい一致で、つまり毎試合1人づつ塁に出しているわけです。

高速フォークを多投するので暴投は13と多めですが、犠打は3本しか許しておらず、つまり、毎試合1人のランナーを出し、週に一回のペースで暴投を投げてランナーを2塁に進塁させている、という一年でした。

このように、1点差とかでも必ず1人出すのでハラハラするのですが、統計的には2本目をほとんど打たれていないわけで、本人もファンももっとドッシリと構えて彼をマウンドに迎えてあげるべきなのです。

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話は変わって、原監督が名将になっていく様をリアルタイムで見続けたい者としては、勿論来期の続投も希望するわけですが、滝鼻オーナー曰く「日本シリーズ優勝が彼の公約。見届けた上で判断したい」とのこと。

このオーナーの冷めたコメントが日本シリーズ進出決定直後の事で、まったくもって巨人監督のプレッシャーの並々成らない大きさに唖然というか、なんともはや、です。

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2008/08/29

2016年東京オリンピック開催に賛同します

「他国の候補地に比べて国民の支持が少ない」というのが審査の上で結構問題になってるようなので、先週から、左フレームの下の方に2016年東京オリンピック応援バナーを表示しました。都知事はどうでもいいのですが、オリンピック開催には賛成します。

公式ページにある競技場マップを見ると、大井競馬場が近代五種に使われるようですが、どうせなら冬の競馬「スーパージョッキーズシリーズ」をこの時期に東京競馬場でやって、オリンピックの競技に「競馬」とかどうでしょう。

その競技場マップには「野球」と「ソフトボール」がまだ入っていないのですが、早々に「東京ではこれらを復活させます」と宣言した方が良いのではないでしょうか。オリンピック総参加者数に上限を設けるとかいろいろ問題もあるようですが…。

しかし、一般の寄付金が10000円から、というのはちょっとなあと思います。景品をもらわなくてもいいから、1000円からにしてほしいものです。

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2008/08/19

なでしこジャパンと星野ジャパン

Nadesikoオリンピック中継で女子サッカーを初めて見たのだけど、これがまた面白いのだ。ボール回しのスピードは男子とは比べものにならないほど遅いのだけど、だからこそFWによるパスカットからの前を向いた攻撃機会も多く、点の入るサッカーは実にスリリング。

考えてみたら、FWが前を向いてボールを蹴るシーンがこれほど新鮮に映るというのも皮肉な話で、日本男子サッカーのFWがいかにゴール付近でパス出しをしているかがよくわかる。もちろん現代のプレスサッカーではそうするしかないという発想もわからなくはないが…。

守備的MFからのミドルパスで攻撃的MFやFWが前向きにボールを受けてそのまま走るというスタイルは、アルゼンチンのメッシやウクライナのシェフチェンコなど、一流のストライカーを抱える国のサッカーファンならよく見る光景なのだろうが、日本では女子サッカーでそのプチ疑似体験が出来る。

また、日本男子サッカーの縦パス1本とサイドからの長いクロスボールを経たシュートというワンパターンと違い、女子は中央突破を試みるその意気込みにも見応えがある。体格に優れる欧米の選手を前にしたその中央突破はことごとく跳ね返されるのだが、中央アタックを試みるからこそ、サイドアタックが生きてくる。

Wikipediaで日本女子サッカーの項を調べると、その苦難の道のりにも胸をうたれるが、いずれにしても、サッカーを面白いと久々に思わせてくれた「なでしこ」達に拍手!なのだ。銅メダルを目指してドイツ戦もDo Your BEST!!。

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日本男子サッカーと同様に、悪い意味でその硬さが目立つのが野球・星野ジャパンだ。一発を期待して抜擢された横浜・村田等の、おそらくあまりにも責任を感じすぎてしまったことからくる絶不調によって、打線は酷いスモールベースボールになってしまった。

「スモールベースボール」は星野監督の言い出した言葉だが、もはや「つなぐ野球」ではなくて、ただのスモールなベースボールだ。なにせつながらない。また、つなぐ野球を標榜しているにもかかわらず、スクイズがなさ過ぎる。

意気になってバットを振ってくれるソフトバンクの松中や広島の前田、巨人の小笠原のような選手を入れなかったのが響いているような気がしてならないのだが…。

もちろんWBCの時もそうだったように、一流の投手が揃う国際大会では投高打低になってしまうのもわかるが、星野ジャパンは「打てない」というよりも、「打てそうな気がしない」というところに大きな問題がある。酷い状況だったカナダの打線とあまり大差は無い。

この先このチームがどう変貌していくかわからないけれども、「なでしこJapan」がゴール前に米国選手が4-5人いるにもかかわらず中央突破を試みて弾き返されたような、そういう攻撃的精神を是非表に出して欲しいと思うのだ。

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2008/08/09

北京オリンピック開幕

Dsc00314_オリンピックの開会式を見て、「人数」っていうのはやっぱり凄いと思って、三国志とか読んでるとやたらと「ウン十万人の軍勢」っていう表現が出てくるのだけど、そんな感じで中国のパワーみたいなのが充分に伝わってきました。

項羽と劉邦とか三国志とか、そういう有名どころがもうちょっと出てきてくれるとファンとしては嬉しかったのですが、巻物に記した悠久浪漫は素晴らしかったので一応満足。

サラ・ブライトマンが海外唯一の開会式参加ということで、やはり『神々のシンフォニー』の「ランニング」は伏線だったようですな。ただこの曲は、「美しい地球を走る…」っていう環境問題へのメッセージが背景にあるわけで、北京への参加はサラ・ブライトマンとしても「してやったり」という感じでしょうか。

Dsc00318_開会式の監督のチャン・イーモウは高倉健さんを熱烈に尊敬している人で、高倉健さんに満足してもらえるように随分苦労して「単騎、千里を走る」という映画の脚本を練ったそうで、実は日本人とも親交の深い人なんですね。

結果的には当初予定したスピルバーグを起用できずにチャン・イーモウが2年かけて計画したという、今回の開会式は大成功だったというべきでしょう。

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Dsc00321_ 注目の競技はなんといっても「野球」ですが、序盤のサッカーや柔道、重量挙げを見る限り、一つ一つのメダルが重いものになりそうですな。

どの国もレベルは紙一重で、特に谷亮子の準決勝を見て感じたのは、精神論よりも試合に勝つという外国のハングリーな感じは、これからも日本を苦しめそうです。

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2007/07/26

日本サッカー残念!

Osimサウジアラビアと日本を比べて明らかに違っていたのは、サウジのボールキープ時の迫力とスピードだった。日本はワンタッチでのボール回しというオシムの特徴をフルに発揮してここまで勝ち進んできたが、素早いボール回しの日本に、ワンマンプレーでキープしたまま中央突破をするサウジが勝ったというのは、昔のキリンカップの欧州対南米を見ているようだった。日本のワンタッチサッカーはスピードこそが命のはずだが、この試合では明らかに選手間の距離がいつもよりも空いておりスピード感が無かった。

オシムの狙うサッカーは、常に前線で走り回っていた中澤を見ても明らかなのだが全員総ダイナモ化にある。そういう前提にたっているからシステムを崩した動きにも意味があって、変則4-5-1から3トップ的動きを要求するカミカゼシステムなんてものも一時試していたし、ワンボランチにこだわったりもしていたが、4-4-2になった今でもやはり前線でのワンタッチボール回しからの総攻撃を理想にしている。守備的にも常にプレスであるから、どの試合も各選手は全力を出し切ることになる。

しかしこれには欠点があって、ボールが足につかない身体状態の選手が一人でも前線にいると、ボール支配率が高いわりにはシュート本数が少なくなったり、一発狙いのミドルシュートを撃ちにくい「雰囲気」になったり、何よりも動きを要求されるためにフィジカル面での負担が大きい。サカつくonline風に言えば、日本の戦術は常に「ボールキープ+プレス」であるから、「カウンター+ディレイ」のチームとの相性はとても悪い。今日の日本はこの欠点を全て出してしまった。一方サウジはまったく逆で、ショートなカウンターからの無理な中央突破によるミドルシュートを連発していた。どちらがいいかはわからないが、今日のような、オーストラリア戦の疲労をひきずった身体の重い状態だと、日本の戦術は機能を発揮しにくいというのは確かだろうし、サウジのスタイルの方が相手に与える圧迫感は強かっただろう。結果論だがこういう時はパスワークよりも高原のワンマンプレーを見たかった気もする。

とはいえ、一頃のような、アレックスによる遠いサイドからのセンタリング、そして柳沢によるポストプレイを挟んでのシュート、といういつもワンパターンのサッカーから完全に脱却して、「面白いサッカー」をするようになってきた。この大会はこれが一番の収穫だったろう。それにしても攻撃陣に強いドリブラーが欲しいところだが、ワールドカップ予選までおそらく選手はひたすらフィジカルを鍛えられるんだろうなあと少し同情しつつも、また次も全身全霊、応援します!

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2006/11/16

世界バレーの放送について

Fsp0611167704ns TBSによる一連の世界バレーの中継は相変わらずだった。フジによる度重なるバレー中継と同様、まったくもってホスト国の体をなしていない。今現在背後のテレビで放送している「日本対中国」の一戦。画面には常に『決勝ラウンド最終戦!』『世界ベスト5決定戦!』の言葉が踊っている。これを見て普通どう思うだろうか?。おぉメダルに手が届きそうなのか!。と思ってしまうのが普通だろう。しかしこれは5位決定戦なのだ。もしこれが8位決定戦なら『世界ベスト8決定戦!!』とでも銘打って中継するつもりなのだろうか。

ならば優勝争いはどうなっているのだ?と不思議に思っても中継ではほとんどそれには触れない。しょうがないのでインターネットのTBSバレー公式サイトに接続してみた。さてトップページのどこをみれば現在の順位がわかるのだ?と探していると小さなリンクがあった。そうか今はロシアとブラジルが優勝を争っているのか。両チームとも名門だ。んでいつやってるの?と新聞を開くと……!なんと今夜はその「ロシア対ブラジル」が行われており、その優勝決定戦の模様は録画で夜中に放送されるとのこと!。逆ではないか?

世界バレーは国際バレーボール連盟が【オリンピック以上】の位置づけをしており、この大会に出場するために大陸では1年以上もの予選を経て勝ち抜いてきた国による4年に一度の威信をかけた戦いなのである。

フジと同様、TBSも若手歌手をプロモーションの全面に立たせて日本戦はまさに黄色い声の大声援の渦。そして対戦相手の好プレーには信じがたいような静寂。では今夜、生中継ではなく録画で放送される決勝戦はどんな情景になっているのだろう。まさかガラガラなんてことはないと信じたい。また、日本戦と同じようなプロモーション作戦をせめて決勝戦でも展開していると信じたい。もしそうでないならば、もう金輪際、フジとTBSではあらゆる種目の国際試合の中継を辞めてもらいたい。ボクシングなども同様だ。

思い出すとTBSは今年のサッカーワールドカップの決勝トーナメントの試合の中継を一戦やるはずだった。それは日本が2位通過した場合に組まれていた決勝トーナメント一回戦の試合だ。自国しか見えないこの放送局には、日本のサッカーファンが「ポルトガル対オランダ」の激突に興奮し、「スイス対ウクライナ」で手に汗握ったその魂はおそらく永遠にわかるまい。

海外の関係者が日本での疎遠感を感じて大会を終えるようなことがあっては、日本はただの賞金稼ぎの場でしかなくなってしまうだろう。そこにスポーツは宿らない。奇しくも競馬の世界では次週、ジャパンカップウイークが控えている。今年の外国参戦馬はなんとたったの2頭!。JCダートにいたっては外国馬ゼロ!!。

日本で開催される国際大会はこれからどうなってしまうのか、日本だけしか注目しないバレーボール中継と、敵国を無視するかのような客席の反応を見ていて強烈に考えさせられた。この感覚に近いものをサッカーファンは経験しているはずだ。例のアジアカップ中国大会。あの時感じた「あの国では国際大会をする資格が無いのではないか?」という思いは、実は自分たち日本人の身近なところでも他国に対して行われているのだ。

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2006/06/23

ワールドカップ日本代表、おつかれさま!

Nakata2 決勝T進出を逃したのは悔しいのだけど、自国開催を除いては2回目の出場ということで、勝ち点1に希望を見いだすしかない、というのが現実だろう。8年前を思い出すと、あの時は「1ゴールを決めること!」が最大のテーマだったはずで、順番にいけばその次が「勝ち点を取ること」となったはずだ。ところが出場2回目にして自国開催になったばかりに、決勝T進出というとんでもない事になった。当時「何てことを言うんだ!」とみんなが怒ったトルシエの「まだ日本は欧州強豪国をやぶって上位に行くべきではない」という発言(真偽のほどはいまだわからないが)の意図がここにきてわかったような気がする。勝ち点を取るこがいかに難しいかという思いの世代を経ないままドイツを向かえてしまった今大会。もう一度原点に帰って、次の2010年は「1勝すること」をみんなの目標とせざるをえない状況に今の日本サッカーはあるということだろう。

個人選手の名前を挙げて批判をすればキリがないが、あらゆる凡プレーの根っこにはフィジカルの弱さがあった。オーストラリア戦にもクロアチア戦にもそして最後のブラジル戦にも、足の止まってしまった時間帯が存在した。特に初戦などはその空白の10分で3点も取られてしまう。しかしもともと日本チームはフィジカルには自信をもっていたようだし、例えば対オーストラリアについても、あの国は現在冬だし、日本は蒸し暑い夏をいつも経験しているし、ドイツの暑さは「むしろ味方になる」とさえ戦前は言われていたのだ。しかし蓋をあけてみると、ぶつかり合いにも消耗戦にもあらゆる面で日本のフィジカルは劣っていた。「あたり強く、瞬発力があり、持久力にも秀でている」かつ「日の丸のもとに諦めない」こういう視点で次期監督は選手を集めていかなければ、中田秀や俊介がまったく活きてこないのだ。

それから他の強豪国と最も違うことが1つある。それはつまり、「中央突破」によるシュートが日本の攻撃陣にはできないということだ。サイドからのクロスのみが生命線で、こうなってくると身長で優位に立てない日本は特に国際大会では圧倒的不利になってしまう。サントスが代表入りしているのもクロスをあげられる有力選手ということなのだろうが、中田秀あたりは早くからそういった戦術に疑問を感じて、ミドルからの自身によるシュートなどを放っていたように見えた。もっとも、サイド攻撃が単に悪いというわけではなく、中央突破が出来る技術をもったFWがいた上で、相手ディフェンダーがそのFWへのプレスを強める中、サイドにふったボールから攻撃を仕掛ける、といった流れならば何も問題はない。日本の攻撃の単調さは、サイドからしか攻撃できないという、その消極的理由からによると思う。シュートが外れることを畏れず、もっとガンガン中央突破からのシュートを放つべきだと感じた。

テレビ観戦はこれからがいよいよ強豪国同士の対戦となるわけで、特に今年はアルゼンチンの戦い方には目を離せない。まだまだ寝不足の日々が続きそうだ。

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2006/02/25

スルツカヤという空気

slutskaya_300荒川の優勝にはもちろん大感動し、その柔軟な演技に見入ってしまったのだけど、女子フィギュアスケートの素晴らしさを一番伝えてくれたのはやっぱり「スルツカヤ」でした。79年2月生まれですから27歳になったばかりなのでしょうか。それにしてもこの人を見るたびに感じるのは、とてつもない「包容力」です。そこにいるだけで心が温かくなるような包容力。どこから湧き出てくるものなのだろうか・・。

このスルツカヤという人、実は苦労人なのだ。2003年グランプリの最中に母親が腎臓病で倒れ、チームの医師にすがったという有名な話から推察するに、これだけのキャリアを持ちながら生活は必ずしも裕福では無いのではないか。さらに母の病気と時を同じくして彼女自身を襲い、今も彼女を苦しませ続けている自己免疫疾患という難病。自身の免疫システムが自身を襲うという怖い病気なのだ。治療の副作用によるめまいなどと戦いながらのスケーティングが続いているのだ。

左右どちらの足からも、さらにスパイラルを織り交ぜ、また、バックしながらもくりだせるビールマンスピン!。彼女の包容力はこういう「凄い技」の中で、ほんとうに天上のものに昇華しているように思います。荒川の優勝の影にあったスルツカヤの転倒。これにたいして決して「やった!」などと喜んではいけません。「これも人生」という彼女の口癖が皮肉になってしまったこの結果にたいして、「それでもあなたは凄かった!」と称えてあげるのが、優勝した国のスケートファンの取るべき態度でしょう。

蛇足・・・ ガラで彼女が選んだ曲は僕も大好きなサラ・ブライトマンでした!。アルバム「Eden」に入っていますので、テレビで見て気に入った方は是非どうぞ。

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