ジャパンカップダート2008~ワイルドワンダー
先行激化で間違いなく底力勝負になりそうだが、ダート中長距離のそういうレースではブライアンズタイム産駒がべらぼうに強い。
11月1日の東京ダ2千百のブラジルカップでは1着から3着まで全てブライアンズタイム産駒で占めたという例に留まらず、この傾向は下級条件戦にまで及んでいる。
また、どのレースを見ても3歳牡馬のダート戦線での強い勝ち方はまさに異常。
ここまででフリオーソ、ワイルドワンダー、カジノドライヴ、サクセスブロッケンが押し出され、さらに阪神ダ2千のレコードホルダーであるワンダースピードと、もちろんヴァーミリアンを含めた6頭に絞った。
この中ではG1という舞台を踏まえてブライアンズタイム産駒の底力を上位に取りたいところ。
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さて、右回りが多い欧州馬中心のJCが左回りの東京で、全て左回りの米国馬中心のJCダートが右回りの阪神でと、これは明らかに番組表が御都合主義であって、やはりJCダートは東京で行うべきだと思うのだ。
回りの問題だけでも招待馬は軽視したくなるが、そういうことを抜きにしても少々買いにくいメンバーとなっている。
ティンカップチャリスは他馬より1週間以上早く来日して準備を整えており、そのやる気度は高そうだが、サラトガの千8を1分51秒33、さらに深い日本のダートで1分50秒を切るのは難しい。
フロストジャイアントは馬柱上では前走競争中止と表記されているが、その実はバテて5.9秒遅れの大差負け。
マストトラックは成績上は芝馬であり、しかも日本で走ったミゼンマスト産駒を見る限りスプリンターに近い血統。
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狙いは追い込みのブライアンズタイム産駒ワイルドワンダーとした。南部杯を挟んで叩き2戦目。阪神コースは3戦して1着2回、2着1回のコース巧者。
マツリダゴッホがいなければJCでスクリーンヒーローに乗ったのは蛯名だったはずで、彼の心中は穏やかではないだろう。
ここは彼を主戦にする久保田厩舎の馬で力が入る一戦のはず。近走の馬柱では岩田の名前しか出てこないが新馬戦を蛯名で戦った馬だ。
その久保田師の「一発狙ってみたい」という発言は後方一気を意識したものとも取れ、ティンカップチャリスによる暴走的なハイペースからの台頭に期待せずにはいられない。
千4で強い競馬をしているが、京都ダ千8のアンタレスステークスの圧勝を見てもわかるように、千8の方が力を出すはずの血統だと言える。
フェブラリーステークスでは残り400mまで持ったままで先頭に躍り出る横綱相撲の圧勝かと思ったが、ワンテンポ遅らせた武ヴァーミリアンにやられた感じだった。
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これまで、対戦するたびにワイルドワンダーから0.5秒ほど先着していたヴァーミリアン。
そのヴァーミリアンの戦歴を見ると、内田も船橋で結果を出してはいるものの、当たりの柔らかい武かルメールでしか良い結果を残しておらず、押しの強い岩田が騎乗するのがこの馬の取捨のキーポイントと見る。
乗り替わりなどのテン乗りの多くがことごとく良績を残せていないのも特徴で、騎手から強い影響を受ける馬に違いない。
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サクセスブロッケンはダービー以降、体重を増やしながら好成績を残しているのが強みなのだが、特に前走先着されたヴァーミリアンに対して、さらに斤量が1kg詰まってしまったのがハンデ。
このように斤量まで考えると、このあたりの力差は微妙で、順位付けが非常に難しくなってくる。
それにもまして、阪神ダ千8でのオープン競争というのは記憶を探っても思い当たるものが少なく、レースそのものに未知の部分が多いため、マギレの付け込む隙は大きい。
3歳馬よりも経験豊富な年長組を上位に取りたい理由もそのあたりにある。
そういう意味では阪神ダ2千レコードホルダーのワンダースピードとワイルドワンダーの血統が逆だったら、ワンダースピードから博打を打ってみたい一戦だったかもしれないが、キンググローリアス産駒が国際G1を勝つイメージがわかない。
結論
◎ワイルドワンダー
○ヴァーミリアン
▲フリオーソ
注ワンダースピード
△サクセスブロッケン
△カジノドライヴ
馬券は◎の単複と、(◎○)-(◎○)-(▲注△△)の3連単フォーメーション8点。
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