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2008/11/17

吉田豊騎手/吉田隼人騎手を攻略する

Yutaka吉田豊と言えば、デビューしたての頃の新潟開催では、今の三浦皇成以上に穴馬を持ってくる騎手として随分とお世話になったが、今や33歳のベテラン騎手となった。

さて東の馬柱には吉田兄弟が同じような人気で揃って載る事が多く、この2人の攻略は結構重要なのだ。

そこで今回は騎手攻略シリーズ第3弾として、吉田兄弟の傾向に迫ってみたい。なお、文中の(A/B/C)はAが勝率、Bが連対率、Cが複勝率で、二つの場合はCを省略している。

吉田豊騎手~1975.04.19(33歳)大久保洋吉厩舎
吉田隼人騎手~1983.12.20(24歳)フリー

(データは2008年度の成績で、11月14日までのものです。)

第1回三浦皇成騎手攻略は(コチラ)
第2回大庭和弥騎手攻略は(コチラ)

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(1)人気別成績
豊~「豊は2番人気で単の軸にするのは危険だが、上位人気時の連対率は非常に高い」
人気別成績順は、2番人気(14.9%/57.4%)→1番人気(28.2%/56.4%)→3番人気(23.1%/36.5%)。

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隼人~「隼人は1番人気以外での上位人気での連対率は低い」
人気別成績順は、1番人気(21.8%/45.5%)→3番人気(16.1%/27.4%)→2番人気(19.1%/25.5%)。

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しかし面白いデータがあって、それは8番人気つまり、フルゲートの真ん中あたりの人気の時で、
豊…(2%/9%/23%)
隼人…(11%/16%/18%)
つまり「隼人は人気での信頼は今ひとつだが人気薄の馬を頭に持ってくる事が多い」ということ、「豊は人気時の信頼はかなり高いが人気薄では3着馬券に妙味がある」ということがわかる。豊に関してはデビュー当時の穴騎手のイメージは捨てた方がいい。

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(2)馬の脚質などの適性
豊~「豊は中段より後ろ」
脚質別連対数…逃17、先20、差62、追14

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隼人~「隼人は中段」
脚質別連対数…逃17、先35、差44、追4

特にはっきりしているのは、「隼人は追い込み馬に乗った時の成績が著しく悪い」ことだ。

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(3)馬場適性
豊~「豊は芝/ダだとダートの方が明らかに上手である。また、直線競馬の成績が抜けて良い」。
(右芝 6%/15%)(左芝 6%/13%)(右ダ 9%/18%)(左ダ 7%/21%)(直線17%/25%)

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隼人~「隼人もダートを得意としているようだが、直線競馬では完全に消し、また、左回り芝の成績が抜けて悪い」
(右芝11%/19%)(左芝 5%/ 8%)(右ダ 6%/12%)(左ダ 9%/16%)(直線 0%/ 0%)

このあたり、隼人の追い込み成績の悪さと左回り芝の成績の悪さは「東京」というキーワードで理解しやすい。

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(4)厩舎別成績
豊~「よく乗る厩舎の成績は松竹梅にはっきり三分している」。
極めて良い方は阿部新生厩舎、奥平雅士厩舎。
極めて悪い方は高木登厩舎、和田正道厩舎、平井雄二厩舎。
例えば阿部厩舎は18鞍乗って複勝率78%という素晴らしい成績をあげる一方、高木厩舎は24鞍乗って連対率で言うとわずか8%だ。

もちろん大久保洋吉厩舎はだんとつで乗鞍が多いが平均的な値(10%/23%/31%)を示している。その他主戦級である戸田博文厩舎と尾形充弘は彼の平均的数値となっている。

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隼人~「よく乗る厩舎の成績は総じて悪い」。
10鞍以上乗っている厩舎で成績が良いのは勢司和浩厩舎(18%/27%/27%)と岩戸孝樹厩舎のみであり、一番多く乗っている秋山雅一厩舎では(32鞍9%/12%)と彼の平均よりかなり悪い。

その他、依頼の多い厩舎では堀井雅広厩舎、中川公成厩舎、二ノ宮敬厩舎、高木登厩舎での成績も悪い。特に高木登厩舎ではなぜか兄と同じで(0%/5%/10%)と酷い状況で消しの一手だ。

また、乗鞍が少ないながらも、西では中竹和也厩舎が(6戦 33%/50%/67%)、領家政蔵(6戦 33%/33%/50%)がかなり良い。夏に小倉に行くなど西とのラインを固めている隼人は今後も西の厩舎からの依頼が増えるだろうが、この二つの厩舎の馬に乗る時は要注意。

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(5)馬主別成績
豊~「たくさん乗せてくれる馬主の成績はとても良い、ただしトーセンは良くない」
彼を主戦の一人においているのは、メジロ牧場(メジロ…)、社台レースホース、国元哲秀(ショウナン…)、サンデーレーシング、トウショウ産業(トウショウ…)、セゾンレースホース(ドリーム…、サマー…)、大原詔宏、で、どれも彼の平均値よりもかなり好成績だが、島川隆哉(トーセン…)だけは(0%/8%/33%)と抜けて悪い。

一言で言うなら、「豊は社台レースホース、トウショウ、ショウナン、ドリーム、サマーは買い、トーセンは2連勝式では消し」。

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隼人~「圧倒的供給源のラフィアンでは消し。その他大口も社台以外はあまりよくない」
サラブレッドクラブ・ラフィアンの馬には2位以下を大きく離して41鞍も乗っているが、この成績は(2%/2%/7%)とあまりにも酷い。

その他では社台レースホース(23戦17%/35%/44%)、サンデーレーシング(18戦0%/6%/6%)、シルク(16戦12%/12%/25%)、セゾンレースホース(16戦19%/19%/19%)と、彼は社台レースホースの馬の時だけは頑張るようだが、総じて大口供給源では彼の平均値よりも悪い成績となる。

彼の成績を見ると、騎乗機会2-3回のファンに馴染みの薄い馬主で勝ち鞍を稼いでいる印象で、この厩舎成績・馬主成績の傾向は大庭和弥騎手に酷似している。

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2人の成績を厩舎別成績・馬主別成績で比べてみると、大口馬主に関しては「豊に頼む時は勝負がかり」「隼人に頼む時は本番前の一叩き」という状況がよくわかり、隼人はだからこそ人気薄の小口馬主でがむしゃらに頑張り好成績をあげている、と言えるかもしれない。

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(6)距離別成績
豊~「2000m前後の連対率が良い。特に2100mつまり東京ダ2100mでは圧巻」
個別に見てみると、騎乗機会10回以上では、
2100m(14%/36%)→2000m(6%/22%)→1800m(8%/22%)→1000m(13%/20%)→1400m(12%/19%)→1300m(5%/15%)→2400m(7%/13%)
となっており、なぜか1200m(4%/12%)と1600m(6%/13%)が悪い。(3)を加味すると「豊は芝1200mでは消し」と言えそう。

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隼人~「安定しているのは短距離」
個別に見てみると、騎乗機会10回以上では、
2200m(9%/27%)→1300m(11%/22%)→1200m(9%/16%)→1400m(9%/15%)→1000m(10%/15%)→1800m(11%/15%)→2000m(4%/14%)
となっており、2200mの成績が良いにも関わらず2000mと1800mが抜けて悪い。2200mの好成績で錯覚しそうになるが、彼の本領発揮はむしろ短距離戦線だと思った方がよい。(3)を加味すると「隼人は東京芝2000mでは消し」と言えそうだ。

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(7)コース別成績
豊~「競馬場による得手・不得手は無い」
東京・中山・函館・福島・新潟と、彼が良く乗る競馬場はほとんどすべて連対率17%前後と非常に安定している。得手不得手は無く、彼は競馬場を選ばないと言える。

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隼人~「京都、福島巧者で東京は不得手」
10鞍以上乗っているところでは、
京都(15%/23%/23%)、福島(12%/20%/25%)が抜けて良い。

以下、本拠地では中山(9%/16%/24%)、東京(7%/12%/19%)であり、東京コースは僅かに彼の平均より悪い。どちらかというと中山巧者と言える。

たしかに彼の得意距離である1200mは東京には無く、中山の距離であり、このあたりの成績はわかりやすい。

距離別成績と併せてみると、東京コースではダート1300mだけは狙えるという事は覚えておいた方が良い。また彼が京都に遠征したら狙い続けてみる価値はある。

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以上、同じような人気で同一レースに騎乗する事の多い2人であるのにかかわらず、各種成績はことごとく反対の結果を示しており、逆に言えば、どちらかを軸にしようと迷った際には、傾向を知れば実は作戦を立てやすい2人だと言えるでしょう。

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