エリザベス女王杯2008~カワカミプリンセス
昨年のオールスターメンバーとなった宝塚記念で◎としたカワカミプリンセスだが、今でもあのレースで一番強い競馬をしたのはこの馬だと思っている。前全滅の超絶ハイスピードを自分から動いてのコンマ8秒差6着は堂々としたものだった。
ヴィクトリアマイルは放牧先での大幅体重減からの無理使いであって、好走をしてしまうと逆に反動が出るパターンであり、あれは問題外。
エリザベス女王杯では、今更言うまでもないが、中心馬不在の3歳勢と2強が別路線を歩んだ4歳勢を一捻りに押さえ込むと見て、人気でもカワカミプリンセス◎。
父キングヘイローが初めてのG1制覇をしたのも5歳時の高松宮記念だった事と、ダンツシアトルを輩出したシアトルスルーの肌だから、この舞台はむしろ今まで以上のパフォーマンスを発揮する可能性がある。
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案外難しいのが外国馬の、特にトレラピットの取捨なのだ。
フランスの現3歳牝馬と言えば凱旋門賞馬ザルカヴァだが、そのザルカヴァが3冠を達成したヴェルメイユ賞で2馬身差2着だったのがダーレイ。そしてロワイヤリュー賞でそのダーレイを2馬身離して先着したのがトレラピットだった。
その後、ドイツオークスで4着し、同レースの2着馬・3着馬も後にG1を制していることからも、トレラピットは相当強いはず。
しかし2003年タイガーテイルの例もあるが、ロンシャン競馬場と対極にある京都競馬場でどうなのかは走ってみなければわからず、日本に近いと言われるドイツで着順を落としている事から見て、本線に置くのは勇気のいるところ。
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人気どころで消したいのはポルトフィーノとトールポピーだ。
ポルトフィーノは前走でついに折り合いを覚えたように見えるが、あれはマイル戦であり、京都外回りを一周するここではまだ信用できない。
トールポピーは中間で珍しく坂路追いをしており、こういう陣営の姿勢は馬が本調子でない証し。
レインダンスも復調まであと1-2戦を要するのではないか。
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3歳勢を狙うなら、ムードインディゴがむしろ面白い。
秋華賞ではラチ沿いで完璧に折り合っており、4角で馬群中央の直後につけ、そして真ん中を割って伸びてきた器用な脚は、秋華賞以上に4角で団子になりそうなエリザベス女王杯では大きな武器になる。
好走にかかわらず、当時福永は、この馬らしいパンチが無かったことを悔やむコメントを出しており、ここはかなり力が入った一戦のはず。
また、逃げる可能性が最も高いコスモプラチナも、番手につけるのが地方出身騎手ではなく、競りかけない大人騎乗をする三浦になりそうだからこその残り目も充分。
さらに、ミスタープロスペクター系では日陰の存在モガンボのさらに数少ない産駒であるサイレーンの娘アルコセニョーラ、この馬に武士沢が乗るというのも鞍上・鞍下の「色」がマッチしていて面白い。
◎カワカミプリンセス
○ムードインディゴ
▲トレラピッド
注コスモプラチナ
△アルコセニョーラ
馬券は馬単で◎→(○▲注△)の4点。
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