田辺裕信騎手を攻略する
好評(??)、騎手攻略シリーズの第4弾は1984年2月12日生まれ、小西一男厩舎所属で今年25歳の田辺裕信騎手です。
過去に書いた三浦騎手、大庭騎手、吉田兄弟の攻略は競馬一般カテゴリーをどうぞ。
田辺騎手の特徴は何と言っても最後までしっかり追う事で、馬券を外しても納得できる「ヤラズ無し」のその姿勢は実に頼もしいものです。
以下(X:A/B/C)は、Xが騎乗数、Aが勝率、Bが連対率、Cが複勝率で、成績は今年のものを使います。
通算(4%/9%/16%)にもかかわらず、今年に限れば(8%/15%/20%)と好調が続いています。
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■■距離別■■
まずは彼の特徴が最もよく出ている距離別成績です。
10鞍以上騎乗している中では、1800m(50鞍:14%/24%/24%)と1700m(55鞍:11%/20%/29%)が飛び抜けて目立っており、彼の今年の好調な数字はこの2つの距離によるものだと言っても過言ではありません。
この距離では連対率と複勝率がほぼ同じなのも注目です。
一方悪い方もはっきりしていて、1200mは(54鞍:0%/5%/13%)とあまりにも酷い成績。
54鞍も乗って勝ち星がないのは彼の好調さを考えると信じられない数字です。
10鞍以上騎乗した距離について、連対率で順位をつけると、
1800/1700/…/1600/1000/2000/…/…/1150/1400/1200
このように1600m〜1800mを特に得意としている騎手と見て良いのではないでしょうか。と言ってもこの距離のレースは多いので印象度は高くなるでしょう。
長距離については2500mが2戦1着1回、2600mが3戦1着1回でこれ以外は着外ですから、数字だけ見ると連対率33%と良いのですが、2200m〜2400mは合計9鞍乗って全て着外なので、やはり「中距離に強い」という傾向は変わらないでしょう。
なお、芝・ダートは問わない騎手で、通算するとほぼ同じ勝率なのですが、今年に限ってはダートの勝率は芝のものより倍良いので、ダートの中距離ではプラスα。
■■人気別■■
1番人気で(38%/56%/63%)は、まあまあ普通の上くらいの感じでしょうか。
しかし4番人気で(20%/30%/30%)、6番人気で(15%/20%/25%)、7番人気で(13%/20%/27%)はかなりの高確率と言えるもので、15倍〜30倍くらいの田辺騎手は単勝・複勝・馬連全てにおいて頼りになります。
ただし単勝狙いの時は、2番人気の(9%/27%/27%)はかなり悪く、圧倒的な人気馬が他にいて、次位の有力馬に田辺騎手が乗ってそちらを単の軸に、というのは高確率で外れることになります。
連対率・複勝率における彼の特徴は、2番人気〜7番人気の連対率・複勝率がほぼ平均していることで、逆に言えば、彼を狙うなら中位人気の方が良いということでしょうし、2番人気、3番人気ではむしろ信頼性が低く旨味が少ないとも言えます。
また、最近特に穴騎手のイメージがありますが、9番人気以降の連対率は3%であり、特に目立った穴騎手的な数字を出してはいないので、2桁人気の馬を買うのは無謀でしょう。
■■厩舎別■■
騎乗数は勿論、所属の小西一男厩舎が40鞍で断然、次いで久保田貴厩舎の34鞍となっています。それぞれ(10%/25%/30%)、(15%/24%/27%)ですから、彼の今年の平均値よりやや良い程度といったところでしょうか。
彼に対する大口厩舎の特徴は連対率と複勝率がほぼ同じということで、つまり、小西厩舎と久保田厩舎を狙うなら2連勝式が良さそう。
さて、どの厩舎が勝負掛かりの時に田辺騎手に依頼するかという観点で、5鞍以上乗っている厩舎を比較すると、それは明らかに鹿戸雄一厩舎。
(6鞍:50%/50%/50%)と、つまり来る時は全部勝っているわけで、調教にも乗ってプンプン匂う時の鹿戸雄一厩舎の馬では、単の軸が絶好。
逆に、足馴らし的な状況で田辺騎手に依頼しているような、成績を残せない厩舎もはっきりしていて、それが浅野洋一厩舎(13鞍:0%/0%/0%)と石栗龍彦厩舎(10鞍:0%/0%/0%)。
現時点でのデータからは、鹿戸雄一で買い、浅野洋一&石栗龍彦で消し、大口の小西一男と久保田貴は彼の実力通り、という結論でしょう。
■■馬主別■■
5鞍以上乗っている中で特に良いのは3者。
一つ目は冠がケイアイの啓愛義肢材料販売所で、(5鞍:40%/60%/60%)。
かつては亀田守弘社長名義で馬を持っていましたが、今は会社名義になった馬主さんで、田辺騎手にはケイアイコンセプトなどを任せています。
二つ目は袴田精一さんで、(6鞍:50%/50%/50%)。スーパーシズクンやユーピロンユーを任せています。
三つ目はサラブレッドクラブ・ラフィアンで、(6鞍:0%/50%/50%)。
このあたりは2着に来る確率と3着に来る確率が同じなので、2連勝式の軸が吉でしょう。
また、二桁回数騎乗した馬主さんは冠がリネンの戸山光男さんのみです。(10鞍:20%/20%/30%)ですから、彼の今年の平均値のやや上くらいでしょうか。
ところで、現時点で彼が乗った社台レースホースの馬は4頭のみで、サンデーレーシングに至っては騎乗無し。
日本を代表する馬主の馬に乗っていないというのはそれだけでも目立つ特徴で、にもかかわらず好成績を残せるのが彼の格好良さの一つの側面と言えるかもしれません。
■■コース別■■
小倉以外はどこもほぼ同じ数字を残していますが、ただし阪神と京都はまだ今年は騎乗していません。
その小倉については(46鞍:4%/6%/13%)と、あまりにも酷いことは頭に入れておいた方が良いでしょう。
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中京(41鞍:10%/20%/27%)→福島→中山→東京→新潟(42鞍:7%/14%/17%)の順で連対率が悪くなることから、どちらかというと小回りが得意な傾向が見えますが、あまり大きな差は無く「小倉では消し、他は小回りがやや良い」程度に覚えておけば良いでしょう。
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というわけで、結構傾向が見えやすい騎手ではあります。
数字だけを見ると、新潟前の今週の福島最終週のダート1700mに田辺騎手が4〜7番人気で出てきたら大きく勝負したいところです。
彼の騎乗を見ているとよくわかりますが、彼は他のどの騎手よりも先に手が動き出す事が多く、その「早仕掛け」で嫌な予感に襲われる事が多いのですが、なぜか彼の手にかかると馬がそのまま最後までもってしまいます。
こういう積極的なところを見ると、終い重視の関西の競馬場ではさらに彼の長所が出る可能性があって、まだ阪神・京都では乗っていませんが、だからこそ、特に京都のダート1800mあたりでいずれ大穴を開ける可能性が高いでしょう。
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